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海外最新ニュース

海外のニュースメディアから最新情報を紹介します。日本のニュースメディアでは取り上げられない内容も多く含んでいます。

高齢化が経済の低迷に大きな影響を与えるとアメリカの研究チームが発表

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The Washington Postより

www.washingtonpost.com

アメリカで、高齢化と経済の低迷の強い結びつきを示した研究が発表され、話題になっています。

まだこの研究は発表されたばかりですが、もしこれから、この研究結果の更なる裏付けが進んだ場合、政治経済に関する議論を大きく変えていく可能性があります。

 

高齢化というと、日本でずっと話題になっていますが、これはアメリカでも同じです。

これは、ベビーブーム世代の退職と低い出生率が大きな原因です。これによって、社会保障費と医療費が増大するので、これ以外の部分を削ったり、税金を上げたりしなくてはならなくなるのです。

 

と、ここまではここ何十年も議論されてきた話。日本でもずっと議論されていますね。

 

しかし、今回の研究(http://www.nber.org/papers/w22452.pdf)のユニークなところは、これらの議論とは違った視点を持っているところです。

つまりどういうことかというと、"高齢化は経済の低迷をもたらす"ということだけに絞った論文だったのです。

 

その研究が示すひとつの根拠として、州別の調査結果があります。

その調査では、高齢化のスピードが速い州に、経済の低迷が見られたとのことです。

 

また、一気に大量の人が退職することで、労働力が大きく縮小し、それによって生産力が低くなるので経済が低迷するというのも根拠として挙げています。

 

さらに、その研究では、退職者が多く出ることで、労働の効率が落ちることも指摘しています。

しかし、この研究では、それについての明確な理由が示されておらず、この論文の最も大きな欠点となってしまっています。

ただ、この点に関しては、熟練した労働者が退職することで、積み上げられてきた知識や技術が会社からなくなってしまい、労働効率が下がる、というように考えることもできます。

しかし、これは推量にすぎず、これを裏付ける確かなデータはありません。

 

不確かな情報が含まれてはいるものの、この研究はアメリカにとって、また高齢化している他の先進国にとっても良いニュースとはいえないですね。

これを解決する手段としては、今まではさらに経済成長を促す政策を実施していくことでしたが、これももう限界に達しているといえるでしょう。

社会全体として、高齢者と若い世代に対する利益のバランスを考えたシステムを考えていく必要があります。