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海外最新ニュース

海外のニュースメディアから最新情報を紹介します。日本のニュースメディアでは取り上げられない内容も多く含んでいます。

"偽イスラム国"がチェコ・プラハでデモ。旅行者や住民に混乱。

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The New York Timesより

http://www.nytimes.com/2016/08/23/world/europe/prague-fake-isis-attack.html?_r=0

 

ある反イスラムグループが、チェコ・プラハにある旧市街広場で、反イスラムのデモを行いましたが、このデモが話題を呼んでいます。

というのも、このグループはイスラム国(ISIS)の真似をして、つまり"偽イスラム国"としてデモをしたのです。

 

付けひげの男たちがハンヴィーに乗り、日曜日、プラハの旧市街広場に乗り出した。エアガンのサブマシンガンと、イスラム国の旗を持っていました。

(The New York Times)

 

イスラム国のメンバーに成りすまして公共の場に乗り込んでいき、一般の人に恐怖を与えるというとんでもない話なのですが、ひとつ興味深いことがあります。

この反イスラムグループは、このデモを行う前に、役所に行ってデモの許可を取っていたのです。

とは言っても、このデモの詳細については当局側に説明していなかったものと思われます。

 

プラハといえば、ヨーロッパでも有数の観光地。その日も旧市街広場や、その隣にある、かつてユダヤ人のゲットーだった場所として知られるヨゼフォフに多くの旅行者が訪れていました。

 

この"偽イスラム国デモ"は、旅行者に大きな混乱をもたらしました。逃げる人はもちろん、子どもをかばう人や、レストランの椅子に隠れる人も。だんだんとこの騒ぎが単なるデモであることが一般の旅行客や住民にも伝わっていきましたが、混乱した状況がおさまるのには時間がかかったとのことです。

 

このグループは、デモの締めくくりとして、オレンジの囚人服を着せた囚人を処刑するデモンストレーションを計画していましたが、これが行われる前にデモは止められました。

 

デモを行ったグループのリーダーはKonvicka氏。なんとこの人は、南ボヘミア大学(チェコ)の昆虫学者です。

Konvicka氏はこのグループを“We don’t want Islam in the Czech Republic.”(チェコにイスラムはいらない)、またこのデモを“The Occupation of Prague”(プラハ占領)と呼んでいるということです。

Konvicka氏はこのデモは成功だったと自身のフェイスブックページでもコメントしています。デモに対して批判が集中していますが、それに対しても、

このデモが作られたものだったことは明らかだった。デモはすべて平和に終わった。警察もエアガンとデモをしている人の人数を数え、役所に申請した数字と合っているのかチェックしていたよ。

とコメント。

しかし、役所側は、実際にどういうデモが行われるのかを把握していなかったと言っています。"もし何が行われるのか詳細にわかっていたら、デモを禁止していた"ともコメントしています。

 

幸いこのデモで死者は出ませんでした。