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海外最新ニュース

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赤ちゃんが大人の真似をするのはただの偶然だった!?

サイエンス・テクノロジー
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 Scientific Americanより

www.scientificamerican.com

自分が舌を出したときに、赤ちゃんもその仕草を真似したりするのは見ていて本当にかわいいですよね。

 

ところが、研究者の中には、少なくとも生まれて間もない赤ちゃんの場合は、それが真似ではなく、単なる偶然にすぎないという人がいます。

この研究は、これまで大方の見解であった、"新生児は生まれた時点で真似をする能力がある"という考えに反するものです。

 

オーストラリア、クイーンズランド大学のJanine OostenbroekとVirginia Slaughterとその他研究チームのメンバーは、生後1、3,6,9週間の新生児64人に対して、9個のジェスチャーが真似できるかのテストを行いました。これらのジェスチャーは、これまでの研究で、新生児が真似できると結論付けられていらものです。

この研究は、もともとは赤ちゃんの真似をする能力と認知能力との関連性を調べるためのものでしたが、その関連性がわからなかったどころか、赤ちゃんは全く真似ができない、という想定外の結果が得られたのです。

 

5月にCorrent Biology誌で発表されたこの研究結果は、1977年に始めて新生児の真似をする能力が学術的に発表されて以来の論争に再び火をつけました。

1977年に発表されて以来、果たして赤ちゃんに真似をする能力があるのかは、ずっと議論されてきたのです。

1990年代には、研究結果の公表が歪曲されるような状況になったこともあります。つまり、新生児に真似をする能力がある、とする研究結果のみが公表されるような状態だったのです。

今回の研究チームは、この発見が、過去の隠されてきたデータが公表されるきっかけになればよいとコメントしています。

 

新生児の真似をする能力は、人間が生まれたときにすでにミラーニューロンが形成されているということの証拠として引用されてきましたが、今回の研究は、人間の神経の発達過程が、実際はもっと複雑な仕組みになっていることを示唆しています。

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