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犬は人間の言葉を理解していた!脳スキャンによってわかった衝撃の事実とは!?

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The Washington Postより

www.washingtonpost.com

ハンガリーのある研究によると、犬が、人間の話す言葉の意味と、それどころか語気まで理解していることがわかったとのことです。

 

犬が、その他のオオカミなどの生物学的に近い種族に比べて人間の言葉への反応が良く、また、言葉の要素を認知できることはすでにわかっていたことでした。この能力ゆえに、人間の簡単な命令を聞くことができるわけです。

しかし、Science誌に掲載された今回の新たな研究によると、犬が、人間と同じ脳の部位を使い、言語を処理していることがわかったのです。

 

ハンガリー・ブダペストにあるEötvös Loránd大学の研究チームは、ゴールデンレトリバーなどの家庭でよくペットとして飼われる犬13匹を用意し、MRIを使って犬の脳をスキャンしたのです。

これまで、犬と言語の関係を調べる研究は数多くされてきましたが、犬の脳内の仕組みにまで踏み込んだ研究はこれが初の試みでした。

ちなみに、犬は全く拘束されておらず、MRIの装置からは、常に逃げられる状態であったと研究チームは補足しています。

 

その状態で、様々な種類の言葉を、普通のトーンと、犬を褒めるようなトーンで犬にしゃべりかけたのです。

脳の活動状態を観察すると、飼い主が普段よく使っていた言葉に対して、犬は左脳を使って処理をしたことがわかりました。これは、人間が言語を処理する時と同じです。

そして、語気に関しては、右脳の聴覚皮質で分析されていることがわかりました。これも、人間と全く同じなのです。

 

最後に、研究者は犬の脳の"報酬回路"も調べました。この"報酬回路"とは、えさを与えたときなど、うれしいことがあった際に反応する脳のシステムです。

なんと、犬を褒める言葉を明るいトーンで言ったところ、この報酬回路も反応を見せたのです。

これらの実験により、犬が、言葉の内容だけではなく、トーンまで理解していることがわかったのです。

 

この実験は、人間を人間たらしめている"言語"が、それほど人間特有のものではなかった可能性を示唆しています。人間はそれを使うことができるという点でユニークですが、言葉の受信のみに焦点を合わせると、もちろん人間ほどではないものの、理解できる動物がいるのです。

 

科学者達は、犬が言葉を理解する能力について、人間のペットとして飼われるようになった歴史が長いことなどを挙げています。