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アンドリュー・サックス氏が死去(86歳) BBCホームコメディー「フォルティ・タワーズ」人気ウェイター役

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The New York Timesより

http://www.nytimes.com/2016/12/01/arts/television/andrew-sachs-hapless-waiter-on-the-bbc-sitcom-fawlty-towers-dies-at-86.html?_r=0

 

TVコメディーシリーズ「フォルティ・タワーズ」のウェイター、マニュエル役で有名なアンドリュー・サックス氏が11月23日、ロンドンの彼の自宅近くの施設において86歳で亡くなりました。


「フォルティ・タワーズ」のウェイター、マニュエルはジョン・クリーズ演ずるホテルのオーナー、バジル・フォルティに雇われるのですが、騒ぎに巻き込まれながらも真面目にそれでいて不器用なというウェイターの役柄でした。

 

サックスの訃報はデイリー・メールで伝えられ、妻メロディーさんによると、彼は脳血管障害による認知症を患い、ウェストロンドンの施設に入り4年間を過ごし、亡くなったということです。

 

サックスは多くの映画、テレビに出演していますが、そのうち最も人気があったのがBBCで1975年と1979年に放映された2シーズンの「フォルティ・タワーズ」12シリーズでしょう。

宿泊客に対して時に軽蔑と卑屈な思いを持つホテル経営者の気難しいオーナー、バジル・フォルティ。

このコメディではバジルがプルネラ・スケイルズ演じる強妻シビルに対抗します。

そして、バルセロナ出身で英語が堪能でないマニュエルとはうまくコミュニケーションがとれません。眉毛を挙げ、口をポカンと開け、目を見開いて「へ?」と言うのがマニュエルの返答の口癖なのですが、それでもボスの言うことを理解して我慢強くコミュニケーションを取ろうとします。

「この会話は一生続くかもしれないな」

いらついたバジル・フォルティが競馬で勝った話を妻には内緒にするようマニュエルに説明するくだりのセリフです。


習熟度では欠けるところがあっても、熱心さと努力は怠らず、たとえ仕事の結果が意図することと違っていても彼は熱意を込めて働きます。

しかし、彼の素晴らしい熱意と反する結果のギャップ。フォルティがマニュエルの頭を叩き、これが繰り返されギャグとなり笑いを誘いました。


クリーズは、「マニュエルのすさまじいまでのポジティブさが絶対的なキーとなり、キャラクターを面白くさせたのです」とyoutubeのインタビューで語っていました。

木曜日のツイッターの中で、クリーズはサックのことを「やさしい男。そして、真に偉大なるひょうきん者」と述べました。


「フォルティ・タワーズ」はクリーズと番組でウェイトレス、ポリー・シャーマン役を演じたコニー・ブースとで書かれたものです。彼らは、シーズン1の時に結婚し、その後離婚しますが、シーズン2も1と同様、共同で書きました。


英国映画協会は2000年に「フォルティ・タワーズ」をテレビ番組ベスト100のうちの1位に挙げました。
マニュエルの特徴は、映画「ピンク・パンサー」でピーター・セラーズ演ずるフランスの無能な警部補ジャック・クルーゾーで引き継がれ、サック自身も「ピンク・パンサー4」(1978)に探偵エルキュール・ポワロ役で出演しています。


彼のの映画出演作品は他に「カルテット!人生のオペラハウス」(2012)、「メル・ブルックス/珍説世界史PART1」(1981)。テレビのシリーズ番組では「コロネーション・ストリート」「イーストエンダーズ」などがあります。


アンドレアス・ジークフリード・サック氏は1930年4月7日、ローマカトリック信者の母親とユダヤ人の父親との間にベルリンで生まれました。

デイリー・メール紙によると、1938年に彼は家族と共にナチスの迫害を逃れるためにドイツからイギリスへ移住しました。

1960年、女優のメロディー・ラングと結婚。

それまでに息子二人ビルとジョンと養子縁組をしています。

その1年後に娘ケイトが生まれたと伝えています。

家族の近況については詳細が分かっていません。妻メロディーさんによると、「アンドリューについては一度も不平を言ったところを見たことがなかったし、一度も顔から微笑みが消えたことがなかったわ。私たちはお互いバカだったから笑いあえたものよ」と語りました。