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国連がコレラ感染をハイチで広めた事を謝罪

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TIMEより

time.com

研究者は国連平和維持活動の一員であったネパール軍によって、ハイチにコレラ持ち込まれたと述べている

国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長は木曜、国連がハイチでのコレラ感染の抑制に十分な対応をしなかったと謝罪したが、カリブ諸国に病気を齎した事については謝罪しなかった。

潘長官は約800,000人のハイチ国民を苦しませ、9,000人以上殺した病気の影響を受けた地域社会に国連の援助を提供しようとしていると、ハイチのコレラに対する新しい措置を採るとスピーチで発言した。

潘事務総長は初めにクレオール語で「私は国連に代わって、ハイチ国民に謝罪する。我々はコレラ発症そのものとハイチにおける感染拡大に関して、十分な対応を行っておりませんでした。我々国連の任務については深くお詫びする」と語り、その後フランス語と英語で繰り返した。

「これは国連とハイチ国民の関係に影を落としている。それは世界的にも我々国連組織そのもと平和維持への評判に対する欠点である」と潘事務総長は付け加えた。  

研究者は国連平和維持活動の一員であったネパール軍によって、ハイチにコレラ持ち込まれたと述べている 。

国連は発生の責任について長年にわたり、否定および黙秘をしながらも米国裁判所の訴訟に対して外交特権を主張していた。 8月、米国の控訴裁判所は、コレラ感染により国連を責めた5000人のハイチ人コレラ犠牲者の為に提出された訴訟に対し、国連の外交特権を支持した。

潘事務総長は判決後、コレラ菌が引き起こした苦しみを深く後悔し、国連は被害者に道徳的責任を負うと述べた。

ヤン・エリアソン副事務総長は、潘事務総長の謝罪はさらに進まない理由として、この事件を調査した委員にも要因があると述べた。

エリアソン副事務総長は潘長官のスピーチの前に、「我々は本件に役割があると認識しているが、すべての責任を負うことは可能ではない段階である」と述べた。

ハイチのジャン・ウェズリー・カザウ大使は、潘事務総長の新しい措置である国連加盟国から4,000万ドルを調達して苦しんでいる地域社会への援助と病気の根絶を目指している事に称賛する一方、平和維持軍に対する感染の責任を正当に訴えた。

「この措置は、国連がこれまで重大な健康危機の原因、および促進させた責任において行っていた非道徳的アプローチとは変わって、ハイチ国民の感染による苦しみが致命的と認識し、道徳的責任があると認めた事に、国連の姿勢の違いに私は非常に嬉しい。」とカザウ大使は述べた。「国連は間違いを認める事が出来ると示した。」

アフリカ・世界保健政策小委員会の上院議員であるエドワード・マーキー上院議員は、潘事務総長の謝罪を声明で称賛した。

「国連の過失によって大きな被害を受けたハイチの人々の痛みや犠牲に対し、自認を示しただけでは不十分だ。国連は言葉ではなく、コレラ感染によって引き起こされた荒廃に苦しんでいるハイチ国民に補償を与え、証明しなければならない」とマーキー上院議員は述べた。