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海外最新ニュース

海外のニュースメディアから最新情報を紹介します。日本のニュースメディアでは取り上げられない内容も多く含んでいます。

アメリカの救急患者の22%が驚愕の高額医療費請求を経験

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 ある夏の日、溝に入ってしまった草刈り機を引き上げるのを手伝っていたトレーシーは右足首を骨折してしまいました。そこで事前に把握しておいた、自分の保険が効く病院に搬送されました。治療が終わりそこで請求された治療費はなんと700ドル。信じられない金額でした。トレーシーは他の多くのアメリカ市民と同じように、勤務する会社が支払う医療保険に入っており、もちろん月々の保険料も支払っていたにも関わらずの高額請求。というのも、治療に関係した医師の一人が、保険治療の効かない医師であったからなのでした。

 このようなことはトレーシーに限ったことではありません。ニューイングランド医療ジャーナルによる最新の研究によると救急での患者の22%が、事前に保険が効くことを確かめたにもかかわらず保険適用外の医師の治療のせいで高額請求を受けたことがあるそうです。

 “本当におかしなことですよ”と、イェール大学公衆衛生および経済学のザッククーパー助教授。 “事前の下調べを行うことは患者として絶対的に正しい行いです。それにもかかわらず保険が効かない医師の診療を受けざるを得ずに、高い治療費を払う羽目になるのはおかしなことです” 

  クーパー助教授と同僚のスコットモートンは、主要保険会社からの調査をもとにした分析から次のように語る。“テキサス州のマッカレンでは89%、フロリダのペテルブルグでは62%の患者が予期せぬ高額請求を受けました。一方で、コロラド州のボルダー、インディアナ州の南ベンドでは高額請求の事例はほとんど0に近かったのです。つまり、この問題は現実的に解決が可能なのであります。”

  クーパー氏は、解決策として法律での改革が必要だと考えています。大統領選挙当選者のドナルドトランプ次期大統領は医療改革を約束していますが、予期せぬ高額請求に関しての言及は今のところないのだそうです。